卒業生来校!!
- staff M
- 8月19日
- 読了時間: 3分

今日は久しぶりに嬉しい報告がありました。
かつて塾で学び、国立台湾大学に進学した卒業生が、大学卒業の報告に来てくれたのです。
彼女の話を聞いていると、海外での大学生活がいかに貴重な経験になるかを改めて実感させられました。
客室乗務員として新たなスタート
「客室乗務員として内定をいただきました」
その言葉を聞いた瞬間、思わず「すごい!」と声が出ました。実は以前から、お母様が塾にいらっしゃる度に「娘がCAを目指している」という話を聞いていたのです。
当初は外資系航空会社を志望していた彼女ですが、就職活動を進めるうちに日系航空会社への気持ちが強くなったそうです。「最初は外資系が良いと思っていたんですが、活動していくうちにどんどん日系に気持ちが傾いてきて」と振り返ってくれました。
本格的な準備への取り組み
驚いたのは、彼女がエアラインスクールに通っていたことです。それもオンラインで受講できるシステムを利用し、去年の11月から今年7月の受験まで、約8ヶ月間しっかりと準備を重ねていたのです。
「スロベニア留学中もオンラインで受講していました」という言葉からは、彼女の本気度が伝わってきます。時差もある海外から、夢に向かって努力を続けるその姿勢には本当に頭が下がります。
面接用のメイクも独学で練習していたそうで、「妹にZoomで『CAっぽい』と言われました」と笑いながら話してくれました。確かに、今日お会いした彼女の雰囲気は、以前よりもずっと洗練されて見えました。
スロベニア留学での貴重な体験
留学について聞いてみると、「楽しかった。行ってよかった」と満足そうに答えてくれました。ただし、スロベニア語は全く話せず、英語も思うように通じない場面が多く、特にスーパーやパン屋さんなどの日常的な場面では苦労したそうです。
「若い人たちは英語が上手なんですが、お店の方々とは意思疎通が大変でした」
それでも、そうした困難を乗り越えた経験は、きっと客室乗務員として世界各国を訪れる際に活かされることでしょう。異文化でのコミュニケーション能力は、まさにCAにとって必要不可欠なスキルですから。
健康という財産
客室乗務員になるためには厳格な健康診断があり、その結果を踏まえて合否が決まるということも教えてくれました。「健康な人しかなれない」という言葉からは、この職業の責任の重さと、彼女がその基準をクリアしたことの素晴らしさが分かります。
教育者として感じること
留学経験が直接的に就職に結びついたわけではないかもしれませんが、困難な環境で培った精神力や適応力は、面接でも高く評価されたことでしょう。海外経験の真の価値は、こうした見えない部分にあるのかもしれません。
4月からは日本の空で、世界各国のお客様をお迎えすることになる彼女。きっと素晴らしい客室乗務員になってくれることと思います。卒業生の活躍を見るたびに、教育に携わることの喜びを感じずにはいられません。
これからも、夢に向かって頑張る生徒たちを全力で応援していきたいと思います。







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