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台湾文化センター 「台湾人権と音楽の継承—高一生、三世代が紡ぐ家族の歌」

このイベントは、台湾の著名な教育者であり音楽家、そして鄒(ツォウ)族のリーダーでもあった高一生(たかいっせい)氏の生涯と、彼が残した音楽、そしてその音楽が三世代にわたってどのように受け継がれているかを、ご家族の証言と演奏を通じて感じる貴重な機会でした。


高一生とは

高一生氏は、



日本統治時代から戦後の白色テロ期という激動の時代を生きた人物です。彼は鄒族の文化を守り、部族の教育と発展に尽力しましたが、不当な政治的弾圧を受け、悲劇的な最期を遂げました。

彼の代表作の一つに、台湾語の歌謡曲である「望你早歸(あなたの早い帰りを願う)」があります。愛する人の帰りを切なく待つ気持ちを歌ったこの曲は、多くの台湾人に愛され、今も歌い継がれています。普遍的な愛の歌としてだけでなく、当時の社会情勢の中で、遠く離れた家族や自由を願う人々の心情を代弁する歌としても解釈され、多くの人々の心に深く響きました。

音楽が紡ぐ家族の絆と継承

5月19日の開幕式・内覧会では、高一生氏のご家族、特に高英傑氏と高美英氏が登壇され、高一生氏の創作した「杜鵑山(とけんざん)」や「長春花(ちょうしゅんか)」といった名曲、そして鄒族の古謡を披露してくださいました。

彼らが歌い継ぐ歌声には、単なるメロディー以上のものがありました。そこには、高一生氏の生きた証、家族の苦難とそれを乗り越えようとする強さ、そして文化と音楽を未来へと繋げようとする熱い思いが込められていました。歌を通じて、家族の絆、そして彼らが背負う歴史と人権へのメッセージが胸に迫りました。


私たちが感じるべきこと

このイベントに参加して改めて感じたのは、音楽がいかに時を超えて人々の心を結びつけ、歴史を語り継ぐ力を持っているかということです。高一生氏の音楽は、台湾の多様な文化と、決して忘れてはならない人権の歴史を、私たちに静かに、しかし力強く訴えかけてきます。


阿里山から響く、歌による命の交響曲。

沈黙と抑圧の時代を越えた、ひとつの家族の物語。


本展では、台湾原住民族ツォウ族の文化人・高一生と、その娘・孫たちに至る「高家三世代」の軌跡を紹介します。

 戦前・戦後を生き抜いた高一生は、教育者、思想家、音楽家、詩人として自由と自治を求め、白色テロの犠牲となり命を絶たれました。

 その長女・高菊花は、父の死後、本名を隠して「パナナ」として歌手となり、表舞台で輝きながらも政治的に利用され、沈黙を強いられた人生を歩みます。


 そして現代、孫たちは音楽家として祖父の精神を受け継ぎ、台湾の記憶と原住民族文化を世界へと響かせています。

 獄中から家族へ宛てた手紙や遺書、楽譜、写真、映像資料などを通じて、ひとつの家族の歩みから、台湾における人権の歴史を体感できる展示です。

どうぞ足をお運びください。


■会場:東京都港区虎ノ門1-1-12 虎ノ門ビル2階

■展示期間:5月19日(月)〜7月23日(水)【5月19日(月) は開幕式・内覧会のため、15:30より開始 いたします。】

■開館時間:平日10:00~17:00(※イベント開催時のみ土日祝も開館)

■入場無料

■開幕式:5月19日(月)14:00〜15:00(※招待者限定)

■主催:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター


台湾留学JPでは、単に語学を学ぶだけでなく、こうした台湾の奥深い歴史や文化、そして人々の思いに触れる機会も大切にしています。


 
 
 

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